れもねーど

”lemon”=「ただの欠陥品」を、”lemon-ed”=「価値あるもの」に変えていくブログ

脱コミュ障の手引き 続き

 

こんばんは、yusukeです。

 

 

今朝は「脱コミュ障の手引き」ってことで書きました。

 

復習すると、

  • コミュ障を治すには兎にも角にも話さなきゃ無理
  • 「話す→改善点を探す→修正する→また話す」とPDCAサイクルを回すことで、どんどんコミュ力が上がっていく
  • とはいえ、積極的に話すのはキツイってのもわかる
  • なので、簡単なことからはじめていきましょう
  • 『会話レベル1:あいさつ』自分からあいさつしよう
  • 『会話レベル2:短い会話』1+αで会話してみよう

という感じでした。

 

この記事では、会話レベル3についてお話しします。

 

 

 

 

 

会話レベル3:雑談

 

はい、ついにやってきました「雑談」。

 

コミュ障が一番苦手とするやつですね。

しかし、雑談がうまくなると一気に会話が楽しくなるので、ここを越えればコミュ障脱出はもう目の前です。

 

 

 

基本的に、雑談も「短い会話」と一緒で「1+α」が基本になります。

この形を守っていけば、とりあえず会話の体裁は整いますから。

 

しかし

 

ただ「1+α」だけを守っていても、盛り上がりに欠けますよね。

僕も昔、「お前と話していても、会話が弾まないな」って言われたことがあります^^;

 

これ結構キツかったです 笑

 

まぁおかげさまで(?)今ではコミュ力上がってきたんですがね。

心配しなくとも、あなたも今から書く「三つの力」と「一つの注意点」を意識するようにすれば、問題なく「弾む会話」ができるようになります。

 

 

 

 

三つの力とは?

 

  1. 連想力
  2. リアクション力
  3. 観察力

の三つです!

 

それぞれを見ていきます。

 

 

 

 

連想力

 

 

会話を続けようと努力はするけど、うまく話しを広げることができずに奇妙な沈黙が訪れてしまうことはありませんか?

どうしても「+α」がでてこない、なんてことありませんか?

 

連想力が身につけば、そんなことはまずなくなります!

 

 

 

話しているうちに、話題がまるで膨張し続けている宇宙のように広がり、都心で地下鉄を乗り継ぐよりも多く話題を乗り換え、未開の地を旅し続ける冒険者のように会話の出発地点からはるか遠い話題にたどり着く

 

そんな会話が当たり前になります。

 

「あれ?最初何話していたっけ?」なんてセリフを毎日のように言わないといけなくなります。

そして、その自由さこそが雑談の醍醐味であり、会話の楽しさです。

 

 

 

ポイントとしては、話している時に出てきたワードから連想するものをどんどんいってみる!ってことです。例えば、

 

相手「こないだ、新宿で福山雅治見たんだよねー。ニット帽とか被って変装してたけど、あれ間違いなく福山だったよ。」

あなた「そりゃすごいね!羨ましいわ。てか福山といえばこないだ結婚したよね」

相手「したねー。結構好きだったからショックだったわ」

あなた「残念だったな 笑

結婚かぁ、○○は結婚願望とかあんの?」

相手「いや、そもそも彼氏いないしー 笑」

・・・

 

とか。

 

「福山→結婚→恋愛話」っていう風に派生していきましたよね。

 

会話の中で出てきた単語から、思いつくものを「てか」とか「そういえば」とかいってとりあえず言ってみる。

これを意識してやっていけば、連想力はじわじわついてきます。

 

 

 

 

 

・・・うん。まぁ、いきなりは難しいかもしれないですね。

会話する時にとりあえず意識してみるってのはやって欲しいですけど、

一人でもできる連想力の鍛え方もお伝えしておきます。

 

それは

 

マジカルバナナ

です。

暇な時に、スマホのメモ帳でも開いて『一人マジカルバナナ』をやってみてください。以外と難しいですが、やっているうちにすらすら出てくるようになります。

 

 

 

 

 

リアクション力

 

連想力が会話を続け、話題を広げる能力だとするなら、

リアクション力は果たしてどんな能力でしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空気の抜けた弾まないバスケットボールのような会話

スーパーボール並みに弾ませる能力

 

それが、リアクション力です。

 

 

リアクション力が磨かれると、何が起こるか。

端的にいうと、会話が盛り上がります。

 

なぜか?

 

リアクションがうまい人相手に話すのは楽しいからです。

つまり、話し相手が気持ち良く話せる状況をつくれるようになります。

 

ここまでOKですか?

 

じゃあリアクションを磨くにはどうしたらいいのか?って話ですよね。

答えはシンプルです。

 

少しだけオーバーなリアクションをとるように意識してみる

ただそれだけ。

 

 

相手「昨日新宿で福山雅治見かけたんだー」

あなた「え!?マジで!?すっげぇ!むっちゃ幸運じゃん!」

 

 

こういう感じ。

イメージするのは芸人さんです。「いやいやいや!嘘やろ!?」みたいな感じで

声のトーン、表情、ジェスチャーなどフルに使ってリアクションしてますよね。

 

(ちなみに僕はバナナマンの日村さんとか大好きです。

リアクションするときは頭の中で日村さんをイメージしてやっています。)

 

 

 

最大のコツは、素直な気持ちを表に出すことです。

 

変に、「求められてるリアクションを返さなきゃ」とか考えなくていいです。

それ、難しいですから。

 

おもしろいと思ったなら、「まじかよww最高に面白いんだけど」と笑顔で答えましょう。

微妙だなと思ったなら、「え、あ。うん。微妙だね!」とちょっとおどけてみましょう。

嬉しかったら、「最高に嬉しいんだけど!マジか!やった!」と両手を挙げてみましょう。

 

素直に思ったことを言ってみる。

よっぽど失礼なことじゃない限り、そっちの方が相手も嬉しいですよ。

「違う人間同士」という前提でするのがコミュニケーションですから、何を返してもそれは間違いではありません。

あなたの思ったことを伝える方が、よっぽど有意義ですよー!

 

 

 

 

 

観察力

 

以前とったアンケートでこんな質問がありました。

 

「二人きりになると、何を話せばいいのかわからなくなる」

「サシでの会話の沈黙がつらい」

 

わかります。サシって緊張しますよね。

 

 

いくら連想力を鍛えて話題が宇宙のように広がるようになり、

リアクション力により会話をスーパーボールのように弾ませれるようになったとしても

実際の会話で、話が途切れるときはよくあります。

 

これ自体は仕方ないことです。

だって会話は水物ですから、日によっては沈黙に襲われるときもあるでしょう。

 

じゃあ、そんなときあなたはどうしよう??

 

 

 

 

ひとつの手段としては、「沈黙を楽しむ」ってのがありますね!

「静かやんなー。平和でんなー。」と静かにコーヒーをすする・・・

ではないですよね 笑

 (個人的にはそれもありですがw)

 

 

 

 

 

その解決策が、

観察力ってやつなのです!

 

 

 

観察力とはなんなのか。

 

それは

見て、聞いて、味わって、そして感じたことを繊細に捉える力のことです。

 

アドバイスとしては、

  • 相手をよく見ましょう。
  • 周りをよく見ましょう。
  • 耳をすませてみましょう
  • 食べているもの飲んでいるものをよく味わってみましょう
  • そして何より、自分がどう感じているかをちゃんと感じましょう

ということです。

 

しっかり、アンテナを張って、それを素直に指摘してみましょう。

 

 

 

相手「・・・」

あなた「・・・、このカレー結構辛くね?」

 

とか

 

「あの看板見てよ。むっちゃおかしいよね」

「沈黙って緊張するよね?w」

「ん?猫の鳴き声聞こえなかった?」

「もしかして左利き?」

 

とかとか。

なんだって会話の種になりえます。

 

「話題が出てこねぇ!」って人はアンテナを閉じちゃってるだけです。

しっかり周りを観察すれば、自ずと新しい話題が生まれますよ!

 

 

 

 

 

てな感じで、観察力も是非意識してみたください。

 

 

 

 

 

最後に、注意すべきこと 

 

連想力によって話題を自在に乗り換えることができるようになり、

リアクション力によって喜んでいる子犬のように会話を飛び跳ねさせ、

観察力によって無から話題を創造することができるようになった。

 

あなたはすでにコミュ障などではありません。

立派なコミュニケーション強者、略して「コミュ強」です。

 

会話の楽しさを知ってしまったあなたは隙あらば雑談しようとし、その話力で人を楽しませるエンターテイナーになっていることでしょう。

 

 

 

 

 

でもちょっと待って。

 

少しだけ時間を巻き戻してみてください。

いえ、コミュ障だったときよりも前、中学校2年のころの9月1日までタイムスリップしてみてください。

 

 

9月1日。

 

「次は校長先生のお話です・・・」

 

まだ暑さも残る9月。

教師は休み明けの憂鬱な気持ちなど関係ない、とばかりに容赦なく始業式を進めていく。

あなたは人で蒸された体育館にイライラしながら、式が終わり放課後となるのを今か今かと待ちわびている。

 

「・・・みなさんが静かになるまで34秒かかりました。夏休みで気が緩んでいるようですね。最近〜〜〜」

 

でっぷりと太った校長が壇上でなにやらしゃべっている。

いつもなら寝てやり過ごすところだが、蒸し暑さでそうもいかない。

「早く終われ早く終われ早く終われ」

あなたは不満を叫びたくなるような衝動に駆られている。

「お前の話なんか興味ないんだ!さっさと解放してくれ!」

と怒鳴りつけたい気持ちがふつふつと湧いてくる。

 

しかし、校長の話はまだ終わらない。

だんだん怒りすらしぼんでゆく。

暑さにイライラする気力さえ奪われる。

 

「あぁこれは罰ゲームかなんかか」

 

そう思ったときやっと校長が話を終え、壇上から降りる。

結局彼は30分もしゃべっていた。

 

懐かしい思い出。思い出しましたか?

 

夏休み明けの校長先生のお話は悪だと今でも思います 笑

学生の貴重な青春の時間を無為に奪っているだけですからね。

 

さて、勘のいい方ならすでに僕のいいたいことがわかるはずです。

 

 

 

そう、注意してほしいこととは

相手に不快な思いをさせていませんか?

ということです。

 

自分の話をするということはとても楽しいことです。

話すのはわくわくしますし、聞いてもらうと最高の気分になります。

でも待って。

「あなたしか話していない」なんてことになってませんか?

 

 

会話はキャッチボール

なんてたとえは月並みでつまらない例えですが、真実を捉えた表現だと思います。

 

ボールは本来一つ。

あなただけが一方的に投げていては、道理が合いません。

 

 

 

もし自分ばっかり話していたら、相手にも振ってみましょう。

 

「〜なんだー!でさ、○○はどうなの?」

 

この一言を言えるか言えないか、これが大きな差です。

 

 

 

 

 

話している自分、聞いている相手、どちらもちゃんと観察して

「どっちにとっても楽しい雑談」を心がけてください。

 

 

 

 

 

読んでくれてありがとうございました。